2015-01-01から1年間の記事一覧

「女王の教室」

元宝塚の人が主演で「女王の教室」というドラマがある。このドラマは、強圧的な先生が児童を虐げているように見せかけて、実は児童自らが自立して正しい選択を選ぶようになるよう誘導していたという、専制国家から民主国家(主体は児童)が誕生するというよ…

マイノリティに対する社会の態度、マイノリティ側の社会への態度

先生の「今のところで、分からないところがあったら聞いてね」という問いに対して、お決まりのように生徒から質問が返ってこない姿は、日本の授業における日常的な風景だ。分かりにくいところがあったのならば、質すのがお互いの利益にかなうというのに、声…

思うこと

最近いくつか考えるところがあり、その考えを箇条書きでまとめたいと思う。 ・愛国心は必要 戦時中の愛国心による悲劇は、愛国心を利用した同調圧力による悲劇であり、思春期の精神的成長に愛国心は必要不可欠。 ・戦争はぜったいにこちらからは仕掛けない …

雀荘の闇

研究室の後輩(元同級生)に聞いた話である.彼は雀荘にアルバイトで勤めているのだが,そこの雀荘は賭麻雀が公然と行われており,彼自身も賭麻雀をさせられるので,掛け金で稀に赤字になることがあるそうだ.それでも,彼は強い方なので殆どの場合は黒字なそ…

明確な倫理基準を自己の中に築く

次の記事(http://togetter.com/li/826854)ではお坊さんは次のように述べている. イルカを擁護(なんか変な言葉だけど)する方は、同じロジックで「何」まで擁護するのか知りたいなあ。サルはどうなんだろ、「サルの苦痛を…」とはいうのだろうか?じゃあ「…

宗教の七不思議

・仮に神が存在したとしても,あまたある宗教の中で一つ正しい宗教が存在し,それ以外は正しくない宗教となるのだから,無宗教という中立的立場が最も安全な選択ではないのか 世界には数多くの宗教が存在し,既に滅んでしまった宗教,これから生まれてくるで…

強固な世界観を築く

我々の住む世界は多くの矛盾を内包しており,その帰結として,我々の世界観も矛盾を保留したまま築かれ,今を生きている人は多いと思う.しかし,その保留されたままの矛盾は,アキレス腱の如き脆弱さを秘めており,その脆弱さを埋めるために,我々は宗教に…

シルバーデモクラシー

若い人というのは,無意味に新しい物が好きで,新しいものに取り替えても不便になるだけなのに,新技術と聞けば手に取ってしまう習性がある.対して,老いた人は,新しいものには消極的で,なるべくなら関わりたくないという態度で新技術などに接する.新し…

宗教とは

宗教とは人間の精神的脆さを補完するためにある.大抵の人は何らかの脆さを抱えており,それは死後の世界への不安であったり,人生の生き方についてだったりする.あるいは,「なぜ人を殺していけないのか」というような善の基準を信教に求める場合もある.…

リテラシ

メディア・リテラシーなるもの - 擬似環境の向こう側 上の記事では,メディアリテラシという概念の普及により,アレルギ反応的マスコミ避忌を嘆いているが,大げさなのはさておき,リテラシは当然心得ておくべき規範的考え方である.(交通ルールみたいなもの…