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シルバーデモクラシー

若い人というのは,無意味に新しい物が好きで,新しいものに取り替えても不便になるだけなのに,新技術と聞けば手に取ってしまう習性がある.対して,老いた人は,新しいものには消極的で,なるべくなら関わりたくないという態度で新技術などに接する.新しいことに対するこれら二つの態度は,当然両方必要で,積極性があるから進歩できるし,消極性があるからこそ慎重になれる.そして,これらの態度を若い人と老いた人で分担するよう,人間の社会は形作られているようだ.老い先短い老人と未来がある若人には,丁度良い役割分担だと思う.

そして,今回の大阪都構想の選挙結果を見て,若い人の賛成率と,老いた人の反対率がちょうど対称な関係になっているというのは,綺麗に自然の摂理が働いたものだと感心した.しかし,twitter上では,たまたま老人世代がキャスティングボートを握っただけと言うのに,老人世代が,改革を握りつぶしたと言うような言説が流れている.だが,若者世代も30%は反対だったし,老人世代も30%は賛成だった.確かに,差はあったが,全責任があるかの言い様は言い過ぎだと思う.

老人が新しいことに消極的なのは彼らの宿命だ.例えば,老人にリフォームを機に和室から(体に負担の少ない)洋室へ替えてみてはどうかと勧めても,住み慣れた和室にこだわるかもしれない.終の住処を選ぶのは彼の権利であり,私たちが口を出す権利は無い.

 

(twitter上で,自分も批判的なことを書いていたような気がするが,流されて書いた物です.)